事例番号

062

市区町村（地区）

村上市

タイトル

身近な歴史資産を活かす市民の力

1. 背景

近代化の過程で見失ってしまった身近な歴史資産の価値の再認識が大規模開発計画に対する危機感の中から生まれ、今日のまちづくりにつながった。

2. 目標

「人が活きるまち」「自然が生きるまち」「伝統・文化がいきるまち」

3. 取り組みの体制

「村上町屋商人（あきんど）会」
「黒壁プロジェクト」
「むらかみ古民家倶楽部」
「むらかみ町屋再生プロジェクト」「村上大工　匠の会」
「NPO法人村上観光ルネッサンス」

4. 具体策

・「町屋の人形さま巡り」開催（各町屋に残る人形を春に展示）
・「町屋の屏風まつり」（同じく屏風を秋に展示）
・「チーム黒塀プロジェクト」（ブロック塀の外観を黒壁に戻す活動）
・「町屋再生プロジェクト」（会費収入で町屋の外観を改修）
・「村上観光ルネッサンス」によるシャトルバス運行等

5. 特徴的手法

・商人、民間団体の自主的、自立的な運営
・マスコミの活用
・実行部隊としての「村上町屋商人会」若手メンバーの参画
・参加店の自由裁量性、自主性を尊重
・村上市民の参画
・城下町として残る歴史、伝統、文化、芸術性の高さ
・人と人とのふれあい
・程よい「ボリューム感」「バリエーション感」
・観覧「無料」

6. 課題

・商人町の原点に帰った振興策の継続的な実施
・商店街の衰退原因を明確にした上での持続的な活性化策の実施
・観光振興、まちづくりにおける公共・民間の役割分担の明確化と有機的な連携
・城下町としての町並み整備、景観の創出