事例番号
066
市区町村(地区)
金沢市
タイトル
大型店の立地コントロールと地域拠点の活性化
1. 背景
都市計画マスタープランで市街地拡大抑制の方針を示すとともに、市民参画で秩序ある土地利用を実現するための条例を制定し、大型店の郊外立地の規制・中心市街地への誘導を図ることとした。
2. 目標
「都市機能の適正な配置を図り、もって金沢の個性豊かで住みよい都市環境の形成に寄与する」
3. 取り組みの体制
金沢市、TMO「葛熨商業活性化センター」(「プレーゴ」運営)、学生(「香林坊ハーバー」運営)
4. 具体策
・大規模店舗立地を規制誘導する条例を制定 (7つのゾーン設定/郊外部に大規模店不可) ・空き店舗を活用した「プレーゴ」(パティオのあるショッピングモール)開設 ・「香林坊ハーバー」(大学生の文化交流活動拠点)開設
5. 特徴的手法
・条例で大規模店の郊外出店を規制する試み ・プレーゴ/「金沢にないもの」を提供(オープンカフェ、ミニイベントが開けるパティオ)、景観の観点から大規模ビルとしなかった。 ・香林坊ハーバー/学生に任せて自由に企画運営
6. 課題
・中心市街地へのより積極的な誘導 ・プレーゴは回遊性を生みまでには至っていない (裏通り側の土地利用や施設の改善が求められる) ・香林坊ハーバーは活動の継続性と活動エリアの拡大が課題