事例番号

075

市区町村（地区）

下諏訪町

タイトル

地域に受け継がれた匠の技でまち再生

1. 背景

かつて精密機械製作で栄えた町の衰退を匠の技で再生させようとの気運が高まる。

2. 目標

「“小さくてもきらりと光る美しいまち”をめざして」
「ヨーロッパのような職人、マイスターが集う工房街をつくること」

3. 取り組みの体制

「下諏訪町はってん100人委員会」（町民主体）
同委員会から発展した「匠の町しもすわ・あきないプロジェクト」
（商店街の「おかみさん会」に商店街の外のメンバーが参加）

4. 具体策

・「下諏訪町はってん100人委員会」の設立
（町民等の自主的・自立的な組織、公募人数を制限しない）
（結論を急がず納得のいくまで議論を深める）
・「匠ぷらっとSHOP」（「匠の町しもすわ・あきないプロジェクト運営
（商店街の空き店舗を活用した地元陶芸家等の作品販売）
・「匠ぷらっとSHOPS」（同）
（歴史的建造物である繭保管庫を活用したクラフトフェア型イベント）
（倉庫内に多数の店舗等を配置）
・商店街空き店舗への工房誘致（同）
・手づくり看板プロジェクト（同）
・「インダストリアルツーリズム」の展開（同）

5. 特徴的手法

・匠の技に着目し、工房をネットワークでつなげることで新たな魅力の創出
・費用をかけずにハードを整備して新しい店舗を誘致する
・インダストリアルツーリズムで町全体の資源の有機的連携

6. 課題

・商工会議所など公的団体との連携（主に法制面）
・担い手の育成、財源の確保