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まちづくりの計画を決める話
 まちづくりを進めていくためには、都市全体や身近にあるまちを将来どのようにしていきたいかを具体的に考えていくことが重要です。
マスタープラン
●都市計画区域マスタープラン
 正式には、「都市計画区域の整備、開発及び保全の方針」と言います。都市計画区域マスタープランは、人口、人や物の動き、土地の利用のしかた、公共施設の整備などについて将来の見通しや目標を明らかにし、将来のまちをどのようにしていきたいかを具体的に定めるものです。
具体的には、以下のような内容を定めます。
  1. 都市計画の目標
  2. 区域区分(市街化区域と市街化調整区域との区分)の  決定の有無及び当該区分を決めるときはその方針
  3. 2.の他、土地利用、都市施設の整備及び市街地開発事  業に関する主要な都市計画の決定の方針
●市町村マスタープラン
 正式には、「市町村の都市計画に関する基本的な方針」と言います。市町村マスタープランは、住民に最も近い立場にある市町村が、その創意工夫のもとに住民の意見を反映し、まちづくりの具体性ある将来ビジョンを確立し、地区別のあるべき「まち」の姿を定めるものです。
 また、市町村マスタープランは、当該市町村を含む都市計画区域マスタープラン、議会の議決を経て定められた当該市町村の建設に関する基本構想に即したものとなっています。

●都市計画基礎調査
 都市計画を適切に策定し、実現していくためには、都市の現状や変化の様子などについて幅広くデータを集めて、これに基づいて計画を定める必要があります。そのために、おおむね5年ごとに、都市計画区域について、人口、産業、市街地面積、土地利用、交通量などの現況と将来の見通しについての調査を行っています。
イラスト 計画後


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国土交通省 都市局 都市計画課