中央省庁営繕担当課長連絡調整会議幹事会、及び、全国営繕主管課長会議において、建築設計等委託業務成績評定要領作成指針等を作成しました。
公共工事の品質確保にあたっては、工事に関する調査及び設計の品質確保が重要な役割を果たしており、「公共工事の品質確保の促進に関する法律」(平成17年法律第18号)第3条第7項においても、その旨が明記されています。
また、同法第8条第1条に基づく「公共工事の品質確保の促進に関する施策を総合的に推進するための基本的な方針」(平成17年8月26日閣議決定)においては、次のように記載されています。
「発注者は、・・・業務の履行過程及び業務の成果を的確に評価し、成績評定を行うものとする。成績評定の結果は、業務を遂行するのにふさわしい者を選定 するに当たって重要な役割を果たすことから、国と地方公共団体との連携により、調査・設計の特性を考慮した評定項目の標準化に努めるとともに、発注者は、 業務内容や成績評定の結果等のデータベース化を進めるよう努めるものとする。」
これを受けて、中央官庁営繕担当課長連絡調整会議幹事会に設置された「建築設計委託業務成績評定の標準化検討分科会」及び全国営繕主管課長会議幹事会に 設置された「公共建築における工事の品質確保の促進のあり方に関する検討会」において、設計業務成績評定の標準化について検討を行い、共通して利用可能な成績評定要領の作成指針等をとりまとめました。
また、標準採点表の活用にあたっては、新たに成績評定を導入する発注機関での職員の業務負担の増加や、採点者によって判断基準がばらつくこと等が考えられるため、各機関の成績評定に係る負担を軽減するとともに、採点者の判断基準を示すことにより、建築設計等委託業務における成績評定の標準化を図り、もって公共工事に関する設計等の品質の確保に資することを目的し、標準採点表の活用マニュアルを作成しました。
・建築設計等委託業務成績評定要領作成指針(PDF形式:105KB)
建築設計等委託業務の成績評定要領の標準的な項目及び項目ごとの記載の考え方を定めています。
・標準採点表の運用について(PDF形式:145KB)
標準採点表の評価項目や評定点の種別、評定点の算出等、標準採点表の運用方法についてとりまとめています。
・標準採点表
実際に採点者が採点を行う採点シートの他、受注者に通知する様式も含まれています。
・建築設計等委託業務成績評定標準採点表活用マニュアル(PDF形式:655KB)
標準採点表の概要・構成・評定点の算出方法の他、項目ごとの採点基準等を示しています。
・<参考>建築設計等委託業務成績評定標準採点表活用マニュアル【参考資料】(PDF形式: 192KB)
標準採点表活用マニュアル及び業務成績評定に関連する内容について、国土交通省における運用例を示しています。
本指針は、建築設計委託業務等成績評定要領の標準的な項目及び項目ごとの記載の考え方を定めたものです。したがって、実際の適用にあたっては、本指針による共通化事項を遵守し、各発注者側の組織体制による制約等に応じた適切な建築設計委託業務等成績評定要領として制定することになります。
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