閑院宮家は伏見宮家、桂宮家、有栖川宮家と並ぶ四親王家の一つで、東山天皇の皇子直仁親王を始祖として創立され、この場所に屋敷を構えました。創建当初の建物は天明の大火(1788年)で消失し、その後再建されたが、現在の建物との関係など詳しいことはわかっていません。
明治2年(1869年)の東京遷都に伴い閑院宮家が移られた後、華族会館や裁判所として一時使用され、明治16年(1883年)、宮内省京都支所が設置されました。その後、昭和24年(1949年)に京都御苑が国民公園となり、厚生省のち環境省の京都御苑管理事務所として使用されました。
平成15年(2003年)11月、保存活用工事に着手、平成18年(2006年)3月竣工。施設には展示室を備え、京都御苑の自然と歴史について展示を行い、一般に開放しています。
(沿革について、一部「環境省 京都御苑管理事務所H.P」より引用)
創建当時の名称 : 閑院宮邸
所 在 地 : 京都府京都市上京区
構 造 ・ 規 模 : 木造 地上1階
原 設 計 者 : 不明
竣 工 年 : 不明
保 存 方 法 : 建物外観を建設当時の状態に復原し、室内は展示室として利活用
そ の 他 : 木造平屋建て 888㎡