(住宅・社会資本整備の現況)

 「欧米水準への追いつき」「国土の均衡ある発展」という視点で住宅・社会資本整備の現況を考えると、これまでの努力により達成されたもの、達成されていないものがそれぞれ存在する。例えば、住宅の床面積では持家については欧米水準に追いついたかにみえるが、高齢化対応などの住宅の性能・設備や周辺の住環境の美しさ等ではまだまだ不十分である。また、道路整備の水準も着実に向上しているが、首都圏の環状道路などの整備が遅れている。