第II部 国土交通行政の動向 

(3)在来幹線鉄道の整備

 広域的な地域間の連携の強化や地域の活性化に資する高速輸送体系を形成するため、線路の曲線緩和、一線スルー化(特急等の優等列車を分岐器の直線側を通過させる配線とすること)等、既存の鉄道施設を最大限に活用した在来幹線鉄道の高速化を図っている。平成17年度現在、宇野線・本四備讃線及び三岐鉄道北勢線について立体交差化等の踏切対策や駅周辺整備等沿線のまちづくり事業と連携した高速化事業を実施し、相乗的な沿線地域の活性化を図っている。

 
図表II-5-1-7 幹線鉄道高速化事業一覧(平成15年度〜)

幹線鉄道高速化事業により、例えば、日豊線の大分、佐伯間は7分短縮、愛知環状鉄道線の岡崎、高蔵寺間は約10分短縮、宇野線・本四備讃線の岡山、高松間は約10分短縮、三岐鉄道北勢線の西桑名、阿下喜間は約10分短縮されるなどの高速化が進められている。
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