第I部 地域の活力向上に資する国土交通行政の展開 

2 外国人観光客の訪日促進

(ビジット・ジャパン・キャンペーンの高度化)
 訪日外国人観光客を2010年(平成22年)までに1,000万人にするという目標を達成するため、日本の観光魅力を海外に発信するとともに、日本への魅力的な旅行商品の造成等を促進する「ビジット・ジャパン・キャンペーン」を官民一体で推進する。特に平成19年は、日中国交正常化35周年を機に、日中間の交流人口を500万人の大台に乗せることを目指すほか、韓国については朝鮮通信使400周年という機会をいかした取組みを実施する。また、今後5年以内に主要な国際会議の開催件数を5割以上伸ばし、アジアにおける最大の開催国となるとの目標達成に向け、国際会議の誘致の強化の推進等を通じ、観光交流の拡大を図る。
 
図表I-3-3-2 ビジット・ジャパン・キャンペーンの高度化

訪日外国人観光客を2010年までに1000万人にするという目標を達成するため、日本の観光魅力を海外に発信するなどのビジット・ジャパン・キャンペーンを官民一体で推進している。

(外国人観光客の受入環境の整備)
 外国人観光客の受入環境整備を推進するため、地域限定の独自の通訳案内士試験の導入を促進することにより、外国人観光客に地域固有の観光の魅力を伝える通訳ガイドの育成、確保を図る。また、地理に不案内な観光客が安心して一人歩きできる環境を整備するため、案内標識やIT機器等の様々な情報提供手段を効果的に連携させた総合的な観光情報提供システムの構築に向けた取組みを推進する。

 

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