第II部 国土交通行政の動向 

3 既存ストック等の有効活用と戦略的な施設管理

 我が国の社会資本ストックは相当な規模となっており、適切な維持管理を行い、その有効利用を図ることの重要性が高まっている。厳しい財政状況の下、ETCの普及や既存施設間の連携の強化等により、既存ストックの整備効果を相乗的に高めるような施策を進めるとともに、日頃から施設の状況に応じた修繕を行い施設を延命化するなど、計画的な維持管理を行う必要がある。
 また、戦略的な施設管理を図るため、適切な維持管理によるライフサイクルコストの縮減を図りつつ、施設の延命化を図るアセットマネジメント手法の導入について、施設横断的に検討を行うとともに、官庁施設については、ファシリティマネジメント手法(注)の導入を図っている。


(注)既存の施設を有効活用しながら、ストック全体としての質が最適となるよう総合的に企画・管理し、活用する手法

 

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