第II部 国土交通行政の動向 

(2)文化・産業観光等の推進

 日本の長い歴史がこれまでに育んできた文化や産業遺産等の観光資源を掘り起こし、活用していくことは、魅力ある観光地の形成や観光による交流の活性化に資するものである。
 このため、有識者からなる「文化観光懇談会」において、訪日外国人旅行者が、日本の歴史や文化に触れたり体験したりすることにより、それらへの理解を深め、知的欲求を満たすことができるような観光の推進方策等の検討を進めるなど、文化観光の推進を図っている。また、全国各地で、地域の歴史的な産業遺産や最先端の産業技術を観光に活用する取組みが行われ始めていることを踏まえ、平成18年10月に、官民の産業関係者、観光関係者等からなる「産業観光推進懇談会」を設置し、産業観光推進に当たっての課題の整理等を行い、19年2月に取りまとめを行った。
 さらに、高齢化社会を迎え、より健康への関心が高まりを見せる中、健康の回復・増進・保持を目的としたヘルスツーリズムの振興を図るため、平成18年11月に「ヘルスツーリズム・シンポジウム」を開催するとともに、モニターツアーを実施した。

 

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