第II部 国土交通行政の動向 

(7)火山砂防対策

1)活発な火山活動に伴う土砂災害への対策
 噴火等の活発な火山活動に伴う火山泥流や土石流等の広域的かつ大規模な土砂災害への対策として、砂防えん堤等の整備を実施している。また、光ファイバ網の整備等により、火山活動や土砂災害に関する情報を関係機関と共有し、防災活動を行う体制を整備している。

2)火山噴火緊急減災対策に関する計画の策定
 火山噴火による被害を軽減するため、関係機関と連携を図りつつ、29火山について噴火時の緊急的な減災対策やそのための事前対策等を定めた「火山噴火緊急減災対策」に関する計画を策定することとしている。平成18年度は、策定支援のためのガイドラインを検討している。
 
図表II-6-1-9 火山噴火緊急減災対策に関する計画のイメージ図

火山噴火時に発生が想定される種々の土砂災害による被害を減災するために、平時より火山噴火時に行う火山監視、火山防災ステーションの情報機器整備、火山山麓緩衝帯の確保、無人化施工、緊急支援資材の備蓄等の対応を定めた火山噴火緊急減災対策に関する計画の策定を関係省庁と連携して推進している。

 

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