第II部 国土交通行政の動向 

(6)地域のニーズに応じた水路の再生等

 近年、身近な河川や水路等に水を流すことにより、親水性を高め、水路等を浄化し、また、動植物等の生息・生育環境及び歴史的文化遺産を保護・保全しようとする地域のニーズが一層高まっている。このため、一定水量を通年通水する水利使用を認め、水質改善や景観の確保を図る「まちの清流」の再生に取り組んでおり、平成18年3月に「環境用水(注)に係る水利使用許可の取扱いについて」を策定し、申請主体のあり方、使用する河川の流水の水源や取水量の考え方、許可期間等を示した。また、都市における水路の再生に向けて、全国7箇所のモデル地域において、平常時の流量の回復、水質改善のための水路整備、維持管理及び活用方策に関する計画策定を進めており、18年度は具体的な実施計画や設計の検討等を行っている。


(注)水質、親水空間、修景等生活環境又は自然環境の維持、改善等を図ることを目的とした用水

 

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