第3節 良好な景観形成等美しい国づくり

コラム 国内初のクルーズトレイン「ななつ星in九州」運行開始

 「ななつ星in九州」は、JR九州管内において、平成25年10月15日から運行を開始したクルーズトレインです。この日本初のクルーズトレインとしてつくられた豪華寝台列車による旅の魅力は、匠の心と技が結集した車両、思いと手間が込められた料理と立寄り先でのおもてなし、そしてクルーとのふれあいであり、それらは、九州という地域の持つ豊かさからつくられたものです。また、列車名の由来は、「九州の7つの県」、「九州の主な7つの観光素材(自然、食、温泉、歴史文化、パワースポット、人情、列車)」及び「7両編成の客車」の表現であるとされています。
 列車は、客車7両、機関車1両の8両編成で、全14室を備え、最大定員は30名となっています。列車内では、木やファブリック(布、織物)が様々にあしらわれ、和洋・新旧融合の国内最上級の洗練された空間が演出されています。
 コースは、福岡・大分・宮崎・鹿児島・熊本の5県を周遊する3泊4日と、福岡・佐賀・長崎・熊本・大分の九州北部を周遊する1泊2日の2つがあり、3泊4日コースでは霧島温泉郷において列車外での宿泊も用意されています。
 旅行価格は、25年12月現在で、26年8月から11月に行われる1泊2日コースが18〜52.5万円、3泊4日コースが43〜125万円といった富裕層向けの価格帯であると考えられているにもかかわらず、応募倍率が9倍となるなど、大変な人気を博しています。
 「ななつ星in九州」の運行により、23年3月の九州新幹線全線開業とあわせて、国内外から多くの観光客が訪れています。今後も、九州の各観光地だけではなく、「乗ること、見ること」を目的とする多くの観光客が、九州を訪れることでしょう。
 
クルーズトレイン「ななつ星in九州」HP http://www.cruisetrain-sevenstars.jp/
クルーズトレイン「ななつ星in九州」HP http://www.cruisetrain-sevenstars.jp/



テキスト形式のファイルはこちら

前の項目に戻る     次の項目に進む