(イ)オフピーク通勤の推進


 ラッシュ時の混雑は、通勤者の出社時刻が短い時間帯に集中していることから発生する。したがって、企業等において時差通勤やフレックスタイム制によるオフピーク通勤を推進し、輸送需要をその前後に分散させれば現在の通勤・通学混雑を相当程度緩和することができるものと考えられる。
 運輸省としては、労働省と連携し、5年9月に経済界や労働界の代表、有識者、鉄道事業者、関係行政機関等で構成する「快適通勤推進協議会」を設置し、オフピーク通勤の普及促進に積極的に取り組んでいる。
 オフピーク通勤のキャンペーン活動としては、8年11月を「快適通勤推進月間」として昨年度に引き続き重点的にキャンペーン活動を展開したところである〔2−1−38図〕