1 国際複合一貫輸送の推進


 国際物流の分野においては、近年、経済のグローバル化の動きを受けて、国際的なドア・ツー・ドア輸送について、フォワーダーが荷主との間で一貫して運送責任を負う国際複合一貫輸送が発展しており、国際宅配便等の高度な物流サービスが急速に普及している。また、アジア地域を主とする日本企業の生産拠点の海外進出に伴い、その製品等の国際複合一貫輸送を担うため、貨物運送取扱事業者の海外進出も活発化している。
 こうした状況に対応して、運輸省では、我が国の国際貨物運送取扱事業者の諸外国における事業活動につき公正な機会を確保するため、諸外国との調整等を行っている。また、アジア地域における輸送機器の規格化に資するよう、韓国との間でT11型パレットを主体とする規格化推進のための協議を行っている。