1 駅施設の改善


 駅施設の改善については、通路・階段の拡幅、ホームの拡幅等により、旅客の移動を円滑化することにより、混雑の緩和、危険の防止、乗り換え利便の向上が図られている。また、運輸省では、高齢者・障害者等の利便性の確保を考慮しつつ利用者サービスの観点から施設・設備が整備されるよう鉄道事業者を指導しており、各鉄道事業者においても、計画的に、エレベーター、エスカレーター、車椅子通路、誘導・警告ブロック、身障者用トイレ等の整備が進められている。特にエレベーター及びエスカレーターの整備については、整備指針等に基づき、整備を促進するとともに、(財)交通アメニティ推進機構を通じて、国として助成を行っておつ、平成7年度末のJR、大手民鉄及び地下鉄におけるエレベーター設置駅数は460駅、エスカレーター設置駅数は996駅となっている。さらに、建設省と連携して、駅内外の歩行環境快適化を図るため、「駅内外歩行者快適化作戦」を実施し、現在小倉駅等5地区をモデル地区に指定し、事業の支援等を行っている。