旅客鉄道運賃の設定方式については、7年1月に設置された「旅客運賃問題研究会」での検討を経て、同研究会の学識経験者、報道関係者に加え、鉄道事業者、利用者代表などからなる「旅客鉄道運賃ワーキンググループ」を同年8月末に設置し、具体的かつ実務的な検討作業を進めた結果、8年2月23日に報告書がとりまとめられた。
これを受けて、8年3月に閣議決定された「規制緩和推進計画」においては、旅客鉄道事業に係る運賃・料金規制について、「旅客鉄道運賃ワーキンググループの結論に基づき対処」することとされた。
報告害に示された結論のポイントについては
(2) 一方、プライスキャップ制を含むいわゆる上限価格制については、
運輸省としては、8年11月に、上記改善措置を盛り込んだ新運賃制度をとりまとめ、9年1月より実施に移すこととしている。