(3) 外航クルーズ旅行等の振興


 7年において、船内1泊以上の外航クルーズに参加した日本人客数は前年比7.6%増の8万人となった。また、クルーズの期間も考慮に入れた人・泊数(クルーズ客数と泊数の積)は前年比21.2%増の56万6千人・泊となり、平均泊数も前年比12.7%増の7.1泊となった。個人利用客の割合が増加したこと等からも、我が国においてもクルーズの長期化・本格化が進みつつあると言える。なお、日本籍外航クルーズ船により1泊以上の国内クルーズを利用した日本人客は前年比8.4%増の14万5千人、外航クルーズ客数と合わせた我が国のクルーズ人口は対前年比8.1%増の22万5千人となった。
 また、我が国をめぐる外航旅客定期航路としては、現在、韓国、中国、台湾及びサハリン(コルサコフ)との間に、10社により8航路が運航されており、7年の日本人利用客は日韓間の高速船利用客の増加により、前年比8.6%増の14万5千人となった。