(イ) 離島航空以外のコミューター航空


 コミューター航空は、地域住民の生活の向上、地域経済の活性化等の観点から、現在20路線において運航されている。近年、地方空港の整備の進展と相まって地域の足としてのコミューター航空が各地で注目を浴びており、8年度に入ってからは、広島−出雲、高松−福岡等の路線が新たに開設され運航されている。しかしながら、コミューター航空各社においては、合理化等の経営努力を行っているものの、各社の経営はいずれも厳しい状況にあるのが現状である。
 そのため、こうした状況に鑑みて、地方自治体を中心とする地域による支援が行われているが、国においてもコミューター航空事業者が航空機の購入及び格納庫等の整備に要する資金について開銀等の政府系金融機関から低利融資を行っているところである。