(エ) 航空の防災対策


 主な防災対策として、空港では地震、雪害、水害対策などを講じている。地震に対しては、既存施設の補強、管制施設の多重化等により、空港・航空保安施設の耐震性の向上を進めている。雪害に対しては、除雪車両等を配備して航空機の安全な離着陸を確保するために、空港除雪を実施している。水害に対しては、空港内に降る雨の円滑な排水を確保するために、雨水排水施設の整備を行っている。
 また、大規模な自然災害その他の災害に際して、被災地周辺空域を飛行するヘリコプター等について、「災害時における救難航空機等の安全対策マニュアル」を防衛庁、消防庁等の関係機関や新聞協会等の関係者と協力の下で策定し、円滑な救援活動と航空安全の確保を図っている。