(2) 超電導磁気浮上式鉄道


 昭和37年に国鉄が開発を始めた超電導磁気浮上式鉄道は、時速500kmを目指した超高速輸送システムであり、快適性の面でも優れた特性を有することから、新しい時代にふさわしい交通システムとして将来の交通体系の中で重要な役割を果たすことが期待されており、現在は(財)鉄道総合技術研究所を中心として開発が進められている。
 宮崎実験線(単線、延長7km)の走行実験を踏まえ、2年度からは実用化に向けた技術開発を推進するため、山梨実験線(複線、延長42.8km)の建設を進めており、9年春から走行実験を開始し、11年度末までに実用化のめどを立てることとしている。