平成８年４月10日から14日まで千葉県の幕張メッセにおいて、旅に関する総合的な情報の提供を行う旅の総合見本市として、「旅フェア’96」が開催された。本フェアは、割高な国内旅行費用や円高等で国内旅行が低迷し、国内観光の空洞化が進行する中で、地域と旅行関連産業が連携し、国内旅行の需要の喚起を図ったものである。
会場では１５５の団体・企業が出展し、新たに開発された旅行商品の紹介、販売を行ったほか、海外の旅行業者を招へいしての商談会も開かれた。また、各ブースにおいては、一般の来場者に対しパンフレットの配布などによる観光案内のほか、各地域の物産の提供・販売、郷土芸能や伝統芸能の実演などが繰り広げられ、好評を博した。来場者数も当初の予想の２０万人を上回る２２万人に達し、大盛況であった。
