国際基準に適合していない船舶(サブスタンダード船)の排除を目的とした「パリMOU・東京MOU合同閣僚会議」の開催(10.3.23、24)


 海上安全の確保や海洋環境の保護の観点から、船舶は、国際条約により一定の基準に適合することが求められているが、この基準に適合していない船舶(サブスタンダード船)が存在し、これら船舶による海難が後を絶たない状況にある。
 そこで、世界の各地域において、サブスタンダード船の排除を目的として、外国船舶の監督(ポート・ステート・コントロール:PSC)を協力して実施するための覚書(MOU)を交わし、協力組織を確立しているところである。これら組織のうち、パリMOU(欧州地域における協力組織)と東京MOU(アジア太平洋地域における協力組織)の加盟当局の閣僚等が、平成10年3月23日から24日に、カナダのバンクーバーに一堂に会し、サブスタンダード船の排除に向けた両MOUの連携を強化するための会議を開催し、今後の両MOUの協力の指針等を盛り込んだ閣僚宣言を作成し、署名を行った。


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