1 航空交通管制の現況


(1) 航空路管制機関の取り扱った航空交通

  我が国の航空路管制業務は,東京FIR(飛行情報区)においては札幌,東京及び福岡の各航空交通管制部が,また,那覇FIRにおいては那覇航空交通管制部が行っている。
  昭和50年に4航空路管制機関の取り扱った航空機数は 〔III−21図〕のとおり延べ81万5,801機であり,前年比2.9%増であったが,49年5月米軍から業務を引継いだ那覇航空交通管制部の取扱った航空機数を除いて比較すれば同4.0%減であった。

(2) ターミナル管制機関の取り扱った航空交通

  航空交通管制業務の行われている民間空港21か所において50年に管制機関が取り扱った航空機数は,延べ108万3,227機で前年比2.4%減であった。飛行計画別にみると,有視界飛行方式によるものは,前年比0・9%増の49万1,118機であり,また,計器飛行方式によるものは,同4.9%減の59万2,109機となっている。


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