2 空港構造の改良


  空港構造の改良には,航空機の離着陸経路がなるべく人家密集地の上空にかからないように滑走路の方向,位置を変更すること,緩衝緑地を設置すること等がある。特に,空港自体を騒音の影響が生じない海上のような場所に設置することは,我が国の地勢から考えても有効な方策である。
  50年5月に供用開始した長崎空港は,我が国初の大規模な海上空港であり,公害のない空港として画期的なものである。また,現在検討されつつある関西国際空港の建設,東京国際空港の沖合展開等についてもこの考え方が反映されている。


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