3 一般空港の整備


  (整備の現状)
  国内航空路線網は,主として東京国際空港及び大阪国際空港の基幹空港と地方空港を結ぶ形で形成されており,このほか主要地方都市を背後に控える千歳,名古屋,福岡,那覇空港等を核として独自の航空路線網が形成されている。
  航空路線網を充実強化するための施策の一つとして,40年代以降空港のジェット化・大型化を推進してきており,61年7月現在で全空港数78の50%に当たる39空港がジェット化されており,そのうち2,500m以上の渦走路を有する大型ジェット機の就航可能な空港は22%に当たる17空港となっている 〔3−3−4図〕
  (将来の展望)
  61年度には,新規事業の新広島空港,庄内空港,福島空港の3空港を含め22空港において滑走路の新設・延長事業を進めているが,これらが完成すると,空港の数は現在の78から82(関西国際空港を含む。)に,ジェット機が就航できる空港の数は39から49に増加することとなる。
  この他,既存空港のジェット化・大型化,航空サービスを享受し得ない地域や離島における空港の整備等を,その需要動向,開発効果,路線運営の見通し,投資効率等を勘案しつつ,計画的に整備を進めていく必要がある。


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