鉄道新時代を迎えて――国鉄分割・民営化(62.4)


  62年4月1日,国鉄は6つの旅客鉄道株式会社(北海道旅客鉄道株式会社,東日本旅客鉄道株式会社,東海旅客鉄道株式会社,西日本旅客鉄道株式会社,四国旅客鉄道株式会社及び九州旅客鉄道株式会社),日本貨物鉄道株式会社等として生まれ変わった。
  分割・民営化を基本とした国鉄改革は,破産状況にあった国鉄経営の建て直しにとどまらず,経営理念を変革し,利用者のニーズに即応できる経営体制を確立することによる鉄道事業の活性化を最終的な目標としている。
  運輸省は,国鉄改革の理念の早期実現をめざして新会社の健全経営の安定,定着を図るための諸施策を講じるとともに,長期債務等の処理,日本国有鉄道清算事業団職員の再就職対策等,改革推進をめぐる重要課題の解決に尽力している。(P.129参照)


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