北海道

アイヌ文化

イタオマチ:板綴り船(財団アイヌ生活文化再現マニュアル「綴る」より)

 アイヌの人々が川筋等の生活領域で、狩猟・採集・漁撈を中心とした生業を営む中で育んできた、独特で自然とのかかわりが深い文化です。

<アイヌ文化の例>

アイヌ語がもとになった地名(財団小学生向け副読本より)

アイヌ語
 
 言語系統は不明ですが、日本語とは異なる独自の言語であることは間違いないとされています。アイヌ語は文字を持たないとされており、表記には、カタカナ又はローマ字を使用しています。現在、アイヌ語を不自由なく話せる人は、ごくわずかしかいなくなっています。
 
  北海道の地名には、アイヌ語に由来するものが数多くあります。
  例)登別:ヌプ・ペッ。「ヌプ」は「(温泉のために)濁った」の、「ペッ」は「川(大きい川)」の意。
   稚内:ヤ・ワッカ・ナイ。「ヤ」は「冷たい」の、「ワッカ」は「飲み水」の、「ナイ」は「川(小さい川)」の意。
 

イオマンテ
 
 人間界を訪れたクマ(神)を、神の国に、またの訪れを祈って送り帰す儀式です。
 

ルウンペ(木綿衣)

ルウンペ:木綿衣(財団所蔵)

アイヌ文様
 
 衣類や工芸品等に用いられている文様で、モレウ(渦巻文様)とアイウ(括弧文様)を基本としていろいろな文様の組み合わせで成り立っています。
 

ユカ(英雄叙事詩)等の口承文芸
 
  自然の神々や英雄の物語を、口伝えで語り伝えてきたものです。
 

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