別紙「プレジャーボート等の小型船舶における救命胴衣及び救命浮環の使用について」



 プレジャーボート等の小型船舶は、不意の動揺等による転落等、乗船者にとっても予期しない事態に遭遇する可能性が高く、溺死・行方不明に至る事故が跡を絶ちません。
 小型船舶の救命胴衣や救命浮環は、このような不測の事態に対処するために備え付けられているものでありますので、以下の事項に十分留意し、安全なマリンレジャーを心掛けて下さい。

1. 常日頃より、取り扱い説明書等により、救命胴衣や救命浮環の正しい使用方法を熟知しておいて下さい。
2. 救命胴衣や救命浮環は、航海中のいかなる時にも使用できるように良好な状態に保ち、容易かつ迅速に取り扱うことができるように、船内の適当な場所に積み付けておいて下さい。
3. 救命胴衣については、海中転落等の不測の事態に備えて、着用するよう心掛けて下さい。特に、小児は不意の転落の可能性が高いため、オープンデッキでは救命胴衣を常時着用するようにして下さい。
4. 救命浮環は、海中に転落した人を救助するための設備であり、手繰り寄せるための浮揚性の救命策が取り付けられています。緊急時に備えて、普段から使用方法について練習しておいて下さい。

(参考)救命胴衣着用の有無による生存率の違い

グラフ 79%の生存率 グラフ 31%の生存率

79%の生存率

31%の生存率

出典:平成11年の磯釣り、プレジャーボートの事故調査(海上保安庁救難課)


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