国土交通省
 2002FIFAワールドカップTM開催に当たっての訪日外国人
 旅行者向け観光情報提供事業の実施について

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平成14年1月11日
<問い合わせ先>
総合政策局観光部企画課

(内線27132)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 国土交通省及び国際観光振興会では、2002FIFAワールドカップTMを契機にわが国を訪問する外国人旅行者に対する観光情報提供事業を次の通り計画している(詳細は別添参照)。

  1.  国際観光振興会のホームページに9カ国語(10言語)によるワールドカップ開催地観光情報サイトを開設し情報発信する。
    (1月16日開設予定)

  2.  上記サイトにワールドカップ開催地観光情報に関する海外からの照会、照会に対応する回答等の書き込み(英語)が可能な電子掲示板「Travel Bulletin Board」を開設する。
    (2月1日より6月末まで運用)

  3.  ワールドカップ開催期間中に訪日した外国人旅行者の言語トラブルについて、開催都市の観光案内所等現地で対応できない英語以外の言語トラブルの解消を中央コールセンター(6ヶ国語対応)において支援する(「ジャパン・トラベル・サポート実証実験事業」)。
    (ワールドカップ開催期間及びその前後期間に実施)

国際観光振興会がホームページを通じて実施する事業

  1. 国際観光振興会のホームページに2002FIFAワールドカップTM開催地観光情報サイトを1月16日開設

    1)独立した開催地観光情報サイトの開設

     国際観光振興会のホームページにおいて現在情報項目の一つとして提供されている 2002年ワールドカップサッカー大会関連の観光情報を大幅に拡充した上で、現在の一般総合観光情報サイトから独立した専用サイトを開設し、平成14年1月16日から観光情報を提供する。
    この専用サイトの立ち上げにより、ウェブ上での検索やページの閲覧が容易となり、更なるアクセス、利用者の拡大が期待される。
    なお、URLは、以下のとおりである。

    http://soccerjapan.jnto.go.jp

    http://www.jnto.go.jp

    2)開催地観光情報の拡充


    1提供情報の多言語化
     2002FIFAワールドカップTM開催地観光情報サイトについては、現在のホームページで使用している4言語(英語、中国語の簡体字・繁体字、韓国語)に加えてドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語の6言語を加え、10言語で観光情報を発信する。
     この多言語化により、2002FIFAワールドカップTM大会参加国からの来日観戦者への観光情報提供が拡充し、観光ディスティネーションとしての我が国の認知度の大幅な向上が期待される。

    2提供情報の詳細
     2002FIFAワールドカップTM開催地観光情報サイトでは、気候、出入国手続、通貨等の訪日基本情報、日本国内の10開催地への交通アクセス情報、各開催地のスタジアム情報(スタジアムマップ、アクセスマップ等)のほか、開催地および周辺地域の観光情報、日本を満喫していただくための伝統料理・工芸・芸能そして開催期間中のお祭り等わが国の魅力ある情報を提供する。

    32002 FIFA World Cup(TM) 公式サイト、開催地運用サイトとの連携
     各スタジアムにおけるサッカーゲームの対戦スケジュール等のサッカー関連情報については、2002 FIFA World Cup Korea/Japan(TM) 公式サイト(FIFAworldcup.com)および2002年FIFAワールドカップ日本組織委員会(JAWOC)の当該ページにリンクして、公式サイトから詳細情報を提供する。
     また、サッカーゲーム開催地が運用する情報提供サイトとリンクして、世界のインターネット利用者に開催地が作成した詳細情報を提供する。

  2. 同ホームページに電子掲示板「Travel Bulletin Board」を2月1日に開設

    1)利用者による情報及び意見交換の場

     2月1日から6月末日まで、同ホームページに書き込み可能な(英語に限定)利用者相互の情報及び意見交換の場(電子掲示板)を開設する。ホームページを見た訪日旅行を計画する者が、その旅行準備のために特定して入手したい開催地及びその周辺地域を中心とする観光情報の要望を掲示板に書き込み、掲示板を見た者がこれに対する回答を掲示板に書き込むものである。これにより市民レベルでの国際交流の推進も期待される。
     電子掲示板は、「ワールドカップ開催地」(札幌市、宮城県、新潟県、茨城県、埼玉県、横浜市、静岡県、大阪市、神戸市、大分県)毎及び「総合」の計11個を設ける。
     回答は利用者のボランティアに負うこととなるが、訪日外国人旅行者に対する観光ボランティア活動を組織的に行っている各開催地の善意通訳ガイドの組織(Systematized Goodwill Guide: SGG)のメンバーが中心となり回答していただけることとなっている。

    2)電子掲示板の管理運営

     世界中から電子掲示板に寄せられる質問や意見、回答は、サイトを管理する事務局(国際観光振興会)が、電子掲示板の目的に照らして不適当な書き込みでないか(特定の団体の利益、宗教・政治的利用を目的とするもの、公序良俗に反するもの、差別的発言等)内容をチェックの上、掲示板に搭載することとしている。同時に、他者の書き込みの改ざん、不正アクセスなど掲示板の正常な運営を妨害する行為を監視することとしている。

    詳細な問い合わせ先:
    国際観光振興会
    観光交流部受入事業課
    TEL 03-3216-1903


国土交通省が平成14年度に実施する事業

     
  1. 「ジャパン・トラベル・サポート事業」(平成14年度予算により国の実証実験として実施)

    1
    )目的

     ワールドカップ大会開催時及びその前後には、約100万人の外国からの観戦者、公式スポンサー招待客、報道関係者が我が国の開催地及び周辺観光地を訪れることになるが、これらの外国人旅行者は、言葉や社会習慣の違いにより、交通機関、宿泊施設やレストラン等で様々な言語トラブルに遭遇することが予想される。
     これらの外国人旅行者の言語トラブルに適切に対応し、快適な滞在を確保することは、わが国の訪日外国人旅行者に対する歓迎の気持ち(ホスピタリティ)についてのイメージを高め、対日理解の促進につながることになり、大会開催後の訪日旅行者の増大にも寄与するものと考えられる。
     また、大会日程に対応した一時期に集中して外国人旅行者が来訪し、また言語が多岐にわたることから、言語トラブルを解消するための十分な対策は開催地のみでは限界があり、特に多言語への対応に関して何らかの支援が求められている。
     このため、国と大会開催地が共同で、開催地において外国人旅行者が交通情報や宿泊・観光情報を入手しようとする際の言語トラブルに対応、解消するための通訳・観光案内ホットライン網を整備するものである。

    2)事業内容

     国は、英語以外の言語による通訳・観光案内要員を確保した中央コール・センターを設置・運営し(国の実証実験として実施)、大会開催地が設置する地方コール・センター(注)からのヘルプ・コールに対応することにより、交通情報や宿泊・観光情報を入手する際の言語トラブルの解消を支援するシステムを整備する。

    • 実施期間:平成14年5月20日から7月10日までの50日間(予定)。
    • 対応言語:韓、中、仏、独、西、露の6ヶ国語(その他の言語についても検討する)
    • 専用回線:地方コールセンターからのみ接続可能な6回線を設置。
    • 運営時間:9:00〜21:00までの12時間(ただし、試合時間によって適宜延長する)。
    • 業務内容:言語トラブルの解決、観光情報の提供等。

    (注)地方コール・センター
     大会開催地においては、開催地内、並びに開催地域への、または開催地域内からの交通情報や宿泊・観光情報の入手に関する外国人旅行者との言語トラブルに遭遇した交通・観光関係者からのヘルプ・コールに対応するため、通訳案内要員を確保した地方コールセンターを設置・運営する。
     その上で、特殊言語等で対応できないものについては国が設置する中央コールセンターにヘルプ・コールを転送し、トラブルの解消を図る。
     地方コール・センターでは最低でも英語による通訳・案内要員を確保し、中央コール・センターへの転送通話料を負担する。

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