国土交通省
 女性のための女性乗務員タクシーの導入モデル実験調査
 (「女性のお客様優先タクシー」)

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平成16年1月7日

<問い合わせ先>

政策統括官付政策調整官室
(内線53213、53215)
TEL:03-5253-8111(代表)

 

 

  1. 趣旨
     国土交通省では、男女共同参画社会へ向けて女性の社会進出を支える環境づくりが必要であること、交通についても利用者の視点に立ったサービスの質的向上がより一層求められていること等から、「女性の視点から見た交通 サービス」の検討を進め、平成14年1月にアンケート調査を実施したところ、深夜時間帯等の女性乗務員タクシーを利用する意向を持つ女性が多いことが判明しました 注)。そこで、深夜に帰宅する女性等のこうしたニーズに応えることによって、交通が女性の社会進出の一助となれるよう、女性のための女性乗務員タクシーの導入モデル実験を相模中央交通株式会社(神奈川県 厚木市、花ヶ崎修也社長)等の協力を得て、実施します。同社においては、本年1月26日から約1ヶ月間の深夜、「女性のお客様優先タクシー」の試験運行(小田急電鉄線相武台前駅(地図は別添)限定。)を実施し、国土交通省としては、この実施期間中に、アンケートによる利用者の評価や導入に当っての課題等を調査・検討し、事業者における普及促進を図るものです。なお、国が女性優先タクシーの導入モデル調査を行うのは、初の試みです。

    注) 平成14年1月に国土交通省は、「女性の視点から見た交通サービスの向上に関するアンケート調査」を首都圏で実施し、男女合わせて約5千人から回答を得た。タクシーに関しては、女性乗務員タクシーについて、女性の約3割が「是非利用したい」、また同割合で「深夜時間帯には利用したい」と回答しており、合わせて約6割の女性が利用したいという意向を示した。また、約1割の女性が「男性乗務員の遠距離利用だとリラックスできない」と回答した。

    女性乗務員のタクシーの配車が可能な場合の利用意向

     詳しくは、国土交通省ホームページ(https://www.mlit.go.jp/kisha/kisha02/15/150813_.html)上で、平成14年8月13日付報道発表資料「女性の視点から見た交通サービスについて」において参照可。

  2. 実施概要
     モデル実験調査の実施概要は次の通りです。

    (1)試験運行

    事業者 相模中央交通 株式会社
    サービス名称 女性乗務員運転車両による女性のお客様優先タクシー
    期間 平成16年1月26日(月)〜2月27日(金)
    時間 午後10時〜午前2時(4時間)
    乗り場 小田急電鉄(小田原線)相武台前駅前に専用乗り場を設置
    (通常のタクシー乗り場の前方位置)
    運賃・料金 同社の一般タクシーに同じ
    案内方法
    • 専用乗り場付近に案内用の立て看板、吊り看板等を掲示
    • 実施時間中、専用乗り場付近に案内係員を配置
    • 実施期間の約2週間前から、同社タクシー内等にてリーフレットを配布
    • 小田急電鉄の一定の駅構内にポスターを掲示
    • 座間市及び相模原市の広報紙(平成16年1月15日号)に掲載

    (2)調査にあたってのポイント
     1時間帯別利用状況の把握と分析
     2アンケート等による利用者(男女とも)の評価の把握と分析
     3案内表示、案内係員の配置方法等の検証
     4導入にあたってのタクシー事業者としての課題とその評価


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