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 第2回 自動車運送事業に係る安全対策検討委員会の議事概要
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平成18年5月1日
<問い合わせ先>
自動車交通局
総務課安全監査室

(内線41172、41173)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

下記のとおり、標記検討会が開催されましたので、議事概要を公表します。

  1. 日時: 平成18年4月26日(水)15:00〜17:30

  2. 場所: 国土交通省会議室 (中央合同庁舎3号館4階 特別会議室)

  3. 出席者: 別添のとおり。

  4. 議事概要:
     
    バス、タクシー、トラックの各自動車運送事業者に出席頂き、各社が日々取り組んでいる運行管理制度を中心とする現在の安全対策の課題等について意見を伺った。

    各事業者から述べられた主な意見等は次のとおり。
     1運行管理制度における課題等

    • 座学だけの講習では受講者の意欲が湧かないため、点呼時のケーススタディを活用する等、対面点呼の実技を行うような講習が必要。
    • 運行管理者講習は制度改正等についての勉強会の実施を含め、毎年実施すべき。
    • 人生経験豊富で力量のある運行管理者養成のため、専門機関による教育の充実が必要。
    • 現行の運行管理制度の効果は認めるが、運行管理者のやりがいや誇りを向上させるような施策が必要。
    • 広域輸送における運行管理や同一事業者内での運行管理において、一定の要件の下に安全性の向上にも資する運用の改善を行うべき。

     2運転者対策における課題等

    • 人間の注意力には限界があり、ヒューマンエラーはどうしても避けられないが、それを補うため安全装置等の導入が必要であり、標準装備化の要否も検討すべき。
    • 運転者のプロ意識を向上させるような施策を検討すべき。

     3車両における課題等

    • エンジンルームにおいて車両火災が発生した場合、客室まで燃え広がらない車両構造が必要。
    • 定期点検の実施率を向上させるような施策を検討すべき。
    • 安全で低コストな車両の量産化が必要。
    • 整備管理業務の外部委託が当事者意識の低下につながらないようにすべき。
    • 高速道路などにおける不正改造車(スピードリミッター解除)などの取締りを厳しく実施すべき。

     4施設における課題等

    • 共用の研修施設での運転講習は、効果的であるが、費用面での補助制度は可能とならないか。また、さらに安価で身近な施設を創設できないか。

     5参入時及び事後チェックにおける課題等

    • NOx・PM法による規制逃れのためのいわゆる車庫飛ばしについて、規制地域の境界付近における実態調査を実施すべき。
    • 許可申請時に車庫や点呼場所等のチェックを十分に行い、事業開始後、現場確認等を実施することが必要。
    • 事業許可に更新制度の導入を検討すべきではないか。

     6その他

    • 無理な運行を押し付けてくる発注者等に対する対策ついて検討できないか。
    • 安全上無理な運行を無くすため、運転者に課せられている法的な規制や基準を、荷主側へ周知すべき。
    • 社会保険等加入状況に対する事業開始後チェックと罰則の強化が必要。
    • 事業者の安全性向上の取り組みを評価するような施策が必要。

  5. 次回委員会は、平成18年5月24日(水)に開催予定


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