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 「自動車排気騒音対策検討会」の中間とりまとめ及び今後の対応について
 〜不適切なマフラー装着自動車等の排除方策について〜

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平成18年6月27日
<問い合わせ先>
自動車交通局
 技術安全部環境課

(内線42526)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

  1. 経緯
      自動車による騒音問題については、依然として厳しい状況にあり、特にマフラー(=消音器)の改造や交換等を行ったため、一般の自動車に比して騒音レベルが著しく高くなっている自動車に対する苦情も多く寄せられており、それら車両に対する対策が強く求められております。
      このような状況を踏まえ、平成16年7月、国土交通省と環境省は合同で『自動車排気騒音対策検討会』(座長:黒田道雄 成蹊大学名誉教授)を設置し、不適切な交換用マフラーを装着した車両等、騒音が著しく大きい車両を効果的に排除する方策として、

     1 基準に適合する優良な交換用マフラーの普及促進策
     2 うるさいと感じる車両を規制できるように規制値の設定レベル及び測定手法の改善

    の2つの柱について鋭意検討を重ねてきましたが、今般、主として1の検討課題につき、これまでの検討結果が取りまとめられたのでお知らせ致します。
    (委員名簿及びこれまでの開催経緯については別紙1参照

  2. 中間とりまとめについて(概要については別紙2参照)

    1 基準に適合する優良な交換用マフラーの普及促進策」の検討課題に関しては、主に次のような結論を得ました。

    • マフラー改造車※1に対して新たに加速走行騒音等の走行騒音基準を適用し、車検時に同基準への適合性を示す公的試験機関の試験成績書の提示を求めることが必要。併せて、規制の公平性を確保するため、非認証車※2に対しても新たに加速走行騒音等の走行騒音基準を適用することが必要。

    • 装置型式指定制度の対象としてマフラー(消音器)を追加し、良識あるユーザーや販売店の適切な交換用マフラーの選択に資するとともに、認証マフラー※3への交換を行った車両については車検時の公的試験機関の試験成績書の提示を不要とすることでユーザー負担の軽減を図ることが必要。

    • 今後も、交換用マフラーや非認証車の製造、販売、使用等の実態及びそれら製品の基準適合性について市場調査を行う等により施策の効果を把握・評価し、必要に応じて更なる追加的対策を講じることも視野に入れつつ、適切に対応していくことが重要。

      一方、2 うるさいと感じる車両を規制できるように規制値の設定レベル及び測定手法の改善」の検討課題のうち、「近接排気騒音基準値の強化の検討」に関しては、本検討会で調査を行ったデータ収集結果を踏まえ、現在、中央環境審議会において検討がなされているところであり、「近接排気騒音の測定手法等の改善に係る検討」に関しては、今後、実用化の見通しを得るべく本検討会にて引続き検討を進めていく予定です。

  3. 今後の対応について
     
    国土交通省では、この検討結果を受け、早急に制度改正及び所要の体制整備の検討を開始し、年内を目処に改正内容についてパブリックコメントの募集等の手続きを行う予定です。

 

※1 マフラーの改造や交換等を行った車 ※2 型式指定等の認証を取得しない車 ※3 装置型式指定を取得したマフラー


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