航空

重大インシデントの発生について(平成25年12月13日)

 平成25年12月13日、全日本空輸243便は、東京国際空港を離陸後上昇中、第2エンジンの推力の低下及び排気ガス温度が高いことを示す計器表示があったため、同エンジンを停止し、航空交通管制上の優先権を要請のうえ同空港に引き返しました。本件について、当該エンジンの内部において、大規模な破損が生じていたことから、重大インシデントとして取り扱うこととしましたので、お知らせします。

1.発生日時/場所
 平成25年12月13日8時43分頃/東京国際空港の西約110キロメートル、高度約9,900メートル
2.運航
 全日本空輸
3.航空機
 国籍/登録記号 JA701A    型式 ボーイング式777-200型
4.出発地及び最初の着陸予定地(便名 ANA243)
 東京国際空港 → 福岡空港
5.搭乗者
 乗務員 11名 乗客 354名 計 365名
6.概要
 当該機は、12月13日8時29分東京国際空港を離陸し、上昇中、上記場所付近において第2エンジンの推力の低下及び排気ガス温度が高いことを示す計器表示があったため、同エンジンを停止し、航空交通管制上の優先権を要請のうえ引き返し、9時15分同空港に着陸した。
7.負傷者
 なし
8.機体の損壊等
 第2エンジンの高圧コンプレッサー及びタービンのブレード等の損傷
9.備考
 本件は、航空法施行規則第166条の4第6号「発動機の破損(発動機の内部において大規模な破損が生じた場合)」に該当する事態であり重大インシデントに該当する。

お問い合わせ先

国土交通省 安全部 航空事業安全室 航空事業安全推進官 渡部
電話 :03-5253-8111(内線50122)

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