航空

重大インシデントの発生について(平成26年5月28日)

 平成26年5月28日、全日本空輸9便は、ニューヨークを離陸直後、第2エンジンに不具合が発生したため、ニューヨークへ引き返しました。本件について、以下のとおり重大インシデントとして取り扱うこととしましたので、お知らせします。

1.発生日時/場所
 平成26年5月28日1時42分頃(日本時間、以下同じ。)/ニューヨーク離陸直後
2.運航者
 全日本空輸
3.航空機
 国籍/登録記号 JA735A  型式 ボーイング式777-300ER型
4.出発地及び最初の着陸予定地 (便名 ANA9)
 ニューヨーク → 成田国際空港
5.搭乗者
 乗務員16名 乗客201名 計217名
6.概要
 当該機は、5月28日1時41分ニューヨークを離陸したが、直後に第2エンジンに振動が発生し、排気ガス温度が高いことを示す計器表示があったため、同エンジンを停止し、航空交通管制上の優先権を要請のうえ引き返し、2時37分ニューヨークに着陸した。
7.負傷者
 なし
8.機体の損壊等
 第2エンジンのタービンブレード等の損傷
9.備考
 本件は、当該エンジン内部に大規模な損傷が確認されたことから、航空法施行規則第166条の4第6号に規定された「発動機の破損(発動機の内部において大規模な破損が生じた場合)」であり、重大インシデントに該当する。なお、本件は、米国内で発生していることから、原因調査の実施については、発生国である米国当局の判断によることとなる。

お問い合わせ先

国土交通省 航空局 安全部 航空事業安全室 航空事業安全推進官 渡部
電話 :03-5253-8111 (内線50122)

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