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第10回鳥衝突防止対策検討会の議事概要について


1.日時 : 平成23年11月29日(火)14時00分から16時00分まで
 

2.場所  : 中央合同庁舎第3号館 7階航空局AB会議室
 

3.検討会メンバー : 別添のとおり
 

4.議事概要

(議題1:鳥衝突発生状況の調査及び分析)
    平成22年の鳥衝突発生状況(1745件)、平成23年1月から9月までの鳥衝突
   発生状況(1105件)、並びに平成22年から平成23年10月までの顕著な衝突
   事例(11事例)について、事務局から報告を行いました。


(議題2:空港に鳥類を近づけない方法及び防除方法の立案評価)
  1)事務局から、東京国際空港、新千歳空港における鳥衝突防止対策について報告
   を行いました。
  2)中部国際空港(株)からコアジサシ対策について報告が行われました。委員から、
   中部国際空港での対策はコアジサシの保護にもつながっているとの意見がありました。
  3)事務局からバードパトロール方式における巡回経路に場周道路に加え保安道路を
   含めることの有効性について説明し、空港の実情に応じて巡回経路及び巡回回数を
   検討することが了承されました。


(議題3:空港とその周辺の鳥類の生息、飛来に係る環境の調査及び分析)
  1)事務局から、北九州空港、鹿児島空港における生態環境基礎調査結果を活用した
   鳥衝突防止対策について報告を行いました。
  2)佐賀県、沖縄県から平成22年度に佐賀空港、宮古空港で実施された現地対策研究会
   について報告が行われました。委員から、現地の状況を確認することにより効果的な
   指導を行うことができるとの意見がありました。
  3)事務局から東京国際空港において設置する鳥検知装置について報告を行いました。
   委員から、特に夜間における効果が期待されるとの意見がありました。

(議題4:鳥衝突防止対策に関与する情報の収集及び周知)
   事務局から、鳥衝突情報共有サイト、鳥種特定調査、国際的な動向について報告
  を行いました。


(議題5:その他)
  1)事務局から、第9回までの検討会で了承された3つの推進すべき方針(「鳥類の監視
   体制の強化」、「防除体制の強化」及び「指導体制の強化」)について、これまでの進捗
   状況を報告しました。
    来年度の検討会に向けて、鳥衝突防止対策検討会ワーキンググループで鳥衝突防止
   計画ガイダンスのドラフト版を策定する方針が了承されました。
  2)事務局から、鳥衝突防止対策検討会の開催時期変更及び鳥衝突データの公開時期
   について説明し、検討会は毎年11月ころ開催すること、また鳥衝突データは3月ころ
   国土交通省ホームページに公開することが了承されました。


(全般)
   最後に、委員長から次のような見解が示されました。
  「我が国においてもさまざまな鳥衝突防止対策が講じられている。いつ大きな事故が
  起こるか分からないので、引き続き気を緩めずに本検討会の方針に従って、確実に対策を
  講じていくことが重要である。」


【添付資料】
  議事概要
  資料1 検討会委員名簿
  資料2 座席表
  資料3 バードストライクデータ
  資料4 各空港における鳥衝突防止対策
  資料5 各空港における環境の調査及び分析
  資料6 鳥衝突防止対策に関する取り組み
  資料7 第9回検討会のフォローアップ



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