航空

操縦士の疲労管理に関する検討会(平成30年7月~平成31年3月)

「操縦士の疲労管理に関する検討会」とりまとめ(平成31年3月29日公表)
操縦士の疲労管理について(概要)
操縦士の疲労管理について(本文)

1.目的

 睡眠不足等により操縦士の判断力や注意力が欠如(この状態を「疲労」という。)したことで事故やトラブルにつながる事態を防止するため、国際民間航空機関(ICAO)は航空当局に対し、科学的知見に基づき操縦士の疲労を管理する基準(以下「疲労管理基準」という。)を制定することを義務づけ、平成28年11月に基準の制定にあたって検討すべき詳細な項目を定めたガイダンスを発行した。
 欧米を始め多くの国では疲労管理基準の導入が進む中、我が国の関連基準は平成4年以降改正されておらず、この間、使用する機材の変更やグローバル化の進展等、運航環境も大幅に変化している。
 これらの状況を踏まえ、航空局に航空工学、航空機操縦、脳疲労学及び航空医学の専門家からなる有識者検討会を設置し、疲労管理に関する海外の基準や我が国の実態等を踏まえ、我が国の疲労管理基準についての具体の検討を行う。

2.委員

 伊藤 洋  東京慈恵会医科大学葛飾医療センター参与
 井上 伸一 公益社団法人日本航空機操縦士協会 会長
◎河内 啓二 東京大学名誉教授
 高橋 正也 独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所
       産業疫学研究グループ 部長
 細谷 龍男 東京慈恵会医科大学名誉教授

※ ◎は委員長 
                 (五十音順、敬称略)

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