近畿の街道を活かした“交流拠点”ネットワーク推進事業


対象地域 大阪府・京都府・奈良県・和歌山県

事業概要  近畿圏には古来の交通要衝であった拠点とそれを結ぶ街道が豊富に存在しており、これらの 資源を生かしつつ、各地の“交流拠点”の観光集客効果を高め、近畿圏の圏域の活性化を図ることが重要である。近畿は、わが国の歴史の源流とも言える地域で あり、屈指の歴史文化資産など数多くの観光資源も有しており、さらに、平成16年夏の「紀伊山地の霊場と参詣」の世界遺産登録を契機に、そのインパクトを地元三県のみならず、近畿全域で活用し ていく機運が高まりつつある状況にあります。
 関係府県、 市町村、地域住民、NPOや市民団体、鉄道会社、歴史街道推進協議会、関係企業などの幅広い参加・協力と、各々の取組みを有機的に連携させることにより、 圏域内の交流拠点形成を促進し、もって集客効果の拡大を図ることを目標に、街道沿いのウォークイベントなどを通じて、住民や企業との協働による道案内の充 実や街並みの保全や、ITを活用した“ウォーク・ダイアリー・システム(ルート案内や歩行記録等の街道歩きサポートシステム)”の試行などに取組みます。 さらに、これらの活動を集約する形で『街道が結ぶ近畿の交流拠点』をテーマとしたシンポジウムを開催し、広く情報発信することにより、元気な近畿圏づくり を展開することを目的に実施しました。

実施内容
(報 告書)
@街道交流シンポジウム  近畿圏には古 来より交通要衝であった拠点とそれを結び域内全体を跨いで歴史と文化に彩られた複数の街道が存在しております。それらの地域資源を活かして“元気な近畿圏 づくり”を目的としたシンポジウムを開催しました。
Aマップの作成

 地域の歴史や文化を体験しながら街 道を歩くために必要な史跡名勝案内や伝統産業、休憩所などのきめ細かな情報を盛り込んだマップを作成しました。

Bウォークイベントの演出

 各々の街道を歩く時の目印となる道標 の作成や携帯電話を活用した“ケータイ・街道ナビゲーション”を実施しました。