注1.負荷推計の基礎原単位について
各負荷量推計の基礎となる「ごみ排出量」「水使用量」「エネルギー需要量」「交通発生量」は、基本的に人口あるいは床面積に現状の関東地区の原単位を乗じる形で算出した。原単位の出典は次の通りである。
(各原単位の出典)
注2.「廃棄物埋立処分負荷」について
可燃ごみの焼却灰と、水処理に伴う汚泥の焼却灰を埋め立てるものとし、このときの埋立量を算定した。
注3.「排水負荷」「水質汚濁負荷(BOD)」について
排水負荷は下水処理後の放流水量を算定した。また水質汚濁負荷(BOD)は下水放流水の水質をBOD:20mg/lとして設定し、放流水量を乗じることにより算定した。
注4.「広域NOx排出・地域NOx排出」「CO2排出」「一次エネルギー消費」について
広域NOx排出・地域NOx排出、CO2排出および一次エネルギー消費は、廃棄物の焼却、ごみ収集時の清掃車使用、ごみ発電(以上、廃棄物系活動)、下水処理、汚泥焼却(以上、水循環系活動)、電力機器・ガス給湯機・電気式冷暖房機の使用(以上、エネルギー系活動)、営業用バス・自家用車・営業用/自家用貨物車の利用(以上、交通系活動)から排出される負荷量をそれぞれ算定し、合計することにより算定した。
エネルギー活動における各機器は現状において最も一般的と考えられる機器を一律に想定した。バス、自家用車、貨物車の燃料は軽油(ディーゼル車で使用)およびガソリンを想定した。ごみ発電により得られる電力は、環境負荷を減少させる構造にあるため各負荷量にはマイナス値としてカウントした。
注5.本検討のモデルで含まれていない部分について