一般的な60万人規模の都市に導入されている標準的なシステムの導入を想定した都市モデルを設定し、負荷発生量の推計を行う(以下、「標準ケース」とする。)。標準ケースは、特別な環境負荷削減のための方策を組み込んでおらず、首都機能移転先の新都市において想定される負荷量そのものの推計ではないが、負荷の概ねの規模を把握・認識するものであるとともに、負荷削減効果の推計や地域ごとの検討等、今回のその他の検討の基礎となるものである。
標準ケースにおける環境負荷は下図のフローに基づいて算定した。
図2.1 環境負荷推計フロー