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自然的環境に係る検討について

IV−3 土壌分類と最大傾斜度の組み合わせによる区分
  最大傾斜度(度) 最大傾斜度(度)
0≦n<8
最大傾斜度(度)
8≦n<15
最大傾斜度(度)
15≦n
土壌分類
A 4 3 1
B 3 3 1
C 2 2 1
D 2 1 1
低湿地 低湿地 低湿地 低湿地
その他 その他 その他 その他

(注) 最大傾斜度が8〜15度では植生が失われると土壌流出が生じやすく、15度以上では土壌流出がきわめて生じやすいといわれている。

表IV−4 植生回復力・土壌生産力の各区分の内容
区分 内容
区分4
高い
植生の回復は比較的短時間で行われ、植生回復のための手だても容易で、高木層を含む階層構造を持つ植生を維持することが可能である
区分3
中程度
植生の回復には一定の時間が必要であるが、適正な管理の下に植生の回復を計ることができる。高木層を含む階層構造を持つ植生を維持できるが、土壌侵食には注意を要する
区分2
やや低い
植生の回復にはかなりの時間が必要で、植生回復のためには植林と植生を維持するための十分な管理を必要とする。一部は、草地として維持することも考慮すべきである
区分1
低い
植生の回復には相当の時間と経費を必要とし、ひとたび植被が失われると土地の荒廃が進みやすく、植被が失われた場合には、速やかな回復手段を講じなければならない
低湿地等 ヨシ草原やハンノキ林等、低湿地に特有な植生を成立させることは容易であるが、それ以外の植生回復には適しない。主に水田や湿地となっており、生物多様性保全の視点や、国土の有効利用の観点から、この地域については保全上も利用上も他とは異なった認識をする必要がある

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