みなとの施策の紹介

港湾整備の効果事例
港湾施設の整備により、地域の産業の発展が図られた事例

(1)天塩港
物流岸壁の整備により、地域産業の活性化に寄与


 天塩港は、年間貨物量が100万トンを超える北海道でも有数の地方港湾です。貨物量の約99%を占める砂の移出は、平成4年度までは旧河口区の物揚場(水深4.0m)で取り扱われており、対象船舶は199t級ガット船でしたが、岸壁(水深5.5m)の整備(平成5年供用)により499t級ガット船が使用可能になり、需要増大への対応が図られました。
 その結果、1隻当たりの積載可能量が倍増し、約20%*の輸送コスト削減が図られました。
 また、砂の移出は、約100万トンから150万トンまで増大すると共に、砂販売会社が4社(平成3年)から8社へと倍増しました。

1.砂・砂利の取り扱いの増加

天塩港

2.輸送コストの削減
499t級ガット船は199t級ガット船に比べ積載能力が倍増するため、輸送隻数の減少に伴うコスト縮減が図れます。ちなみに、100万トンの砂を天塩港から石狩湾新港へ運搬する場合では、約2億円*も輸送コストが削減されます。*北海道開発局算定

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