海事

船員安全・労働環境取組大賞とは

  第10次船員災害防止基本計画における取組の一環として、船員の労働災害防止に取り組む船舶所有者、船員及びその関係者を対象に、平成26年度から優れた取組を「船員安全取組大賞」として表彰してきました。
今年度から、これまでの1)労働災害防止の取組のほか、2)安全運航3)健康管理4)労働支援に関する取組を加えて、大賞(1者)のほか、特別賞(複数可)を授与します。受賞者には海事局長より表彰状が贈られます。この大賞の略称として「SSS」(Award for Special effort on Safe and Smart working environment for Seafarers)を定めました。

大賞及び特別賞の選定等
  応募された取組については、「船員災害防止モデル事業検討委員会」にて審査の上、船員安全・労働環境取組大賞及び特別賞として選定します。
  選定された取組は、海事局長による表彰状の授与を行ったのち、国土交通省ウェブサイト等で公表するほか、受賞者は「船員安全・労働環境取組大賞(又は特別賞)」のロゴマークを使用することができます。
  また、毎年9月に実施している「船員労働安全衛生月間」においてその取組を広く紹介し、船員の労働環境の向上に役立てる予定です。
 

平成29年度 船員安全・労働環境取組大賞(SSS)及び特別賞

船員災害防止モデル事業検討会において、平成29年度の受賞者が決定しました。  

船員安全・労働環境取組大賞

受賞者:浪速タンカー株式会社(東京都港区)
取組の名称:作業省略撲滅による無事故・無災害達成への取り組み(「安全運航」)
取組の概要
 作業の省略による災害を防ぐため、平成26年7月から「パーフェクト シーマン プロジェクト委員会(PSP委員会)」を新設し、当然行うべき作業の省略を撲滅し、また、それが風化することのないようシステムを構築した。
 当委員会では「安全・健康・環境保全」に関し最低限守る必要のある省略防止作業を抽出して、誰にでも分かりやすいポスターの作成・掲示するだけでなく、DVDによる安全啓蒙データなどを活用し、PDCAによる定期的な安全品質の向上と安全運航の継続を図っている。
  ・具体的取組内容
 1.ポスターによる安全作業省略の防止
 2.動画による安全作業省略の防止
 3.貨物槽内荷役配管3DCG化による作業前安全確認・教育訓練の活用
 4.継続的な周知徹底と問題点の抽出並びに検証
 5.問題点の改善と見直し
 

特別賞

受賞者:アジアパシフィックマリン株式会社(福岡県北九州市)
取組の名称:女性の就労支援(「労働支援」)
取組の概要
 働きやすい職場づくりのため、各種ハラスメント(パワー、セクシャル、モラル)防止のための通知を発出し、周知を図るとともに、社内にホットラインを設け、乗組員の諸問題点の未然防止・早期発見のために陸上職員が電話やメールで対応している。
 

特別賞

受賞者:株式会社Aシップ(熊本県上天草市)
取組の名称:ライブカメラを活用した船内作業管理支援取組み(「労働支援」)
取組の概要
 船内にライブカメラを設置し、船員の作業内容、航海中の状況、積荷を本社からモニタリングしている。また、レーダーやAISと併用し、陸上からリアルタイムで危険作業や作業手順等についてアドバイスして、危険回避や船員災害防止に努めている。
 カメラ映像はパソコン、タブレット、スマートフォンで確認することが可能で、事務所以外からでも24時間支援することができる。
 

表彰状授与式

日時:平成29年9月4日(月)11時~
場所:国土交通省海事局長室

大賞受賞の浪速タンカー株式会社からは代表取締役社長の福岡賢様、特別賞受賞のアジアパシフィックマリン株式会社からは執行役員の柳原和人様が出席され、蒲生篤実海事局長から表彰状が授与されました。

授与後は、七尾英弘審議官も加わり、両社の取組の披露のほか、今後の船員の確保・安全対策のあり方について幅広く意見が交わされました。

お問い合わせ先

国土交通省海事局船員政策課 労働環境対策室
電話 :03-5253-8111(内線45-144)
ファックス :03-5253-1643

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