水・環境インフラの国際展開をより一層加速させる観点から、国土交通省では政策・技術をパッケージとしたトータルソリューションを提供するためのWES（水・環境ソリューションハブ）を平成24年度から発足させることとしており、この構成として国際展開において先進的な地方公共団体をAlliance Advanced Agency（AAA）として登録することとしております。3月下旬に外部有識者等から構成される運営会議を発足させ、新規登録に関するAAAの審査等を行います。登録申請に関すること等のお問い合わせは、3月7日（水）迄に下記担当にご連絡お願い致します。

「WES（水・環境ソリューションハブ）」とは
　2009年、APWF（アジア・太平洋水フォーラム）において、日本がサニテーション分野におけるKnowledge Hubとして登録され、これを担う機関としてJSC（日本サニテーションコンソーシアム）が発足し、技術の集約・発信等の活動を展開していますが、海外の政府機関や援助機関からは、技術のみならず、政策形成・人材育成等に関する経験・ノウハウの重要性が指摘されており、特に我が国の地方公共団体の経験・ノウハウの活用に注目が集まっています。
　このため国土交通省では、政策・技術等をパッケージとしたトータルソリューションを海外の政府機関や援助機関等に提供すべく、アジア・太平洋水フォーラムのKnowledge HubであるJSC※に、海外展開に先進的に取り組む地方公共団体が参画するネットワークであるWES（水・環境ソリューションハブ）を発足し、国際展開における先進的な地方公共団体をAlliance Advanced Agency（AAA）として登録します。当該地方公共団体は、上下水道インフラ等を柱として、観光振興等を含めた総合行政の観点から、海外との自らの交流活動をより一層強化することが期待されます。
※JSCはアジア・太平洋水フォーラムでサニテーション分野のKnowledge Hubとして認定されています。