終末処理場は個々の処理施設を組み合せた総体であり、個々の処理施設の組合せとその配列は、それぞれの処理場の置かれている諸状況(流入水の水質、放流先の状況、汚泥処理の制約条件等)を考慮して決定されます。
わが国の下水処理はほとんどが生物処理法である。生物処理法は、浮遊生物法と固着生物法(生物膜法)に分けられ、下水処理場の多くでは浮遊生物法(活性汚泥法)を採用している。
[1]浮遊生物法
下水中に浮遊する程度の小さな微生物の塊(活性汚泥)を生じさせて、それにより有機物を分解する方法
[2]固着生物法
固体表面に生物膜を発生させ、これに下水を接触させて有機物を分解する方法
水処理過程で発生する汚泥は、濃縮、消化、脱水、焼却などの処理によって減量化、安定化しています。