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● 報告書概要
ドイツ・エルベ川における橋の建設と世界遺産タイトルの抹消についての調査 ◆要旨 2009年にユネスコ世界遺産委員会は、ドイツ東部の都市ドレスデンにおいて建設が行われているヴァルドシュロス橋が景観を破壊するとの理由から、同市の文化遺産エルベ渓谷を世界遺産リストから抹消すると決定した。本研究所では、文化財や景観、自然環境の保護を考慮する中で開発事業を実施した事例として、同橋建設事業の経緯、建設に至った判断や理由等について調査した。
ヴァルドシュロス橋の建設に関しては、賛成派・反対派双方で様々な動きがあったものの、住民投票及び裁判の結果から、結果的に世界遺産のタイトルを失いながらも建設を遂行した。この背景には、現に渡河部の交通渋滞が発生していることや老朽橋の代替路の必要性から、早急に渡河手段を完成させる必要があったことなどがあげられる。 |
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◆キーワード |
ドイツ、ドレスデン、橋、開発行為、世界遺産、環境保全、住民投票 |
◆発行 |
国土交通政策研究第89号/平成22年1月 |
◆在庫 |
在庫有(重量:350g 厚さ:6mm) 報告書を郵送希望の方はこちら |
◆詳細 |
詳細(PDF:19.6MB) |