報道・広報

船舶の燃料油規制強化への対応に向けた技術的対応等を官民で検討しました
~第2回燃料油環境規制対応方策検討会議の結果報告~

2017/06/05

 2020年1月から実施される予定の船舶の燃料油中の硫黄分濃度の環境規制強化に関し、官民連携した対応方策を検討するため「燃料油環境規制対応方策検討会議」の第2回会合を5月30日(火)に開催しました。
 本会議では、燃料油環境規制強化に対応するための低硫黄燃料油の使用に伴う技術的対応、スクラバー排水の環境影響評価等に関して、関係者間で情報を共有し、意見交換しました。
 
1.日時:平成29年5月30日(火) 16:00~17:30
2.場所:合同庁舎3号館4階特別会議室
3.出席者:官庁側:羽尾 一郎 海事局長 ほか
           民間側:日本内航海運組合総連合会 田渕 訓生 環境安全委員会委員長
                            (一社)日本旅客船協会    加藤 琢二 SOx対策特別委員会委員長
                    (一社)日本船主協会        小野 芳清 理事長
                                                                         (兼務)(一社)日本外航客船協会理事長    ほか
4.議論のポイント
◇下記についてこれまでの取組状況を関係者間で共有し、今後の対応について意見交換しました。

低硫黄燃料油の使用に伴う舶用機関の技術的対応
・舶用機関の燃料油をC重油からA重油に切り替える場合主機関及び補機については殆
どの機種では支障がない一方、一部の機種で燃料噴射ポンプ等の調整及び部品交換が必
要となることが(一社)日本舶用工業会より報告され、海運業界等に周知していくこと
になりました。

スクラバー排水の環境影響評価
・排ガスを脱硫するスクラバーの排水に関する環境影響評価について海事局より説明し、
7月を目処に評価をとりまとめることとしました。

○国際的な燃料油の不正使用防止
・規制に適合しない燃料油の不正使用を防止するための国際的な取り組みについて、関係
業界等の意見を踏まえながら、11月上旬を目処に我が国提案をとりまとめ、国際海事
機関(IMO)の関係小委員会(来年2月予定)に提出することになりました。   等   

会議資料については、以下のURLに掲載。
http://www.mlit.go.jp/maritime/maritime_fr7_000010.html
 

お問い合わせ先

国土交通省海事局 海洋・環境政策課 今井、柴田、宮坂
TEL:03-5253-8111 (内線43-921、43-922、43-926) 直通 03-5253-8118 FAX:03-5253-1644

Get ADOBE READER

別ウィンドウで開きます

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
左のアイコンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。
Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご覧ください。

ページの先頭に戻る