報道・広報

被災地を含めた全国の河川で洪水被害を防ぐ対策が進んでいます!
~平成29年7月九州北部豪雨等を踏まえた取組の進捗状況~

平成30年7月3日

 平成29年7月九州北部豪雨を踏まえた取組(九州北部緊急治水対策プロジェクト、中小河川緊急治水対策プロジェクト)の進捗状況をお知らせします。
 
 国土交通省では、平成29年7月九州北部豪雨等により明らかになった課題を踏まえ、九州北部豪雨での甚大な被害を受けた河川の復旧を緊急的に進める「九州北部緊急治水対策プロジェクト」、九州北部豪雨等の教訓を踏まえた全国の中小河川の対策を緊急的に進める「中小河川緊急治水対策プロジェクト」を推進しています。
 今般、両プロジェクトの進捗状況をとりまとめましたので、お知らせします。

<九州北部緊急治水対策プロジェクト>~被害を受けた河川の復旧を平成34年度目途に実施~
【河川・砂防・地域が連携した復旧】(6月末時点)
 赤谷川等において、権限代行等により県に代わって国が工事を実施し、出水期前に被災前と同等の安全度が確保できるよう、被災前と同等の規模の河道断面を確保するとともに、土砂や流木を捕捉するための砂防施設を新たに設置
※今後、更に安全度を高めるため、掘削等により、より大きな規模の河道断面を確保するとともに、砂防堰堤等を整備
【様々な事業・制度を活用した迅速な復旧】(5月末時点)
 被災した全ての河川で必要な応急復旧を完了し、引き続き本復旧を進めており、約7割の箇所で契約手続きが完了するなど順次工事を推進
【危機管理型水位計の設置とリスクの情報の活用】(6月末時点)
 九州北部豪雨で特に被害が大きかった福岡県朝倉市の赤谷川、桂川、東峰村の大肥川や大分県日田市の小野川などの46河川などで危機管理型水位計の設置が完了。平成30年6月1日より随時、自治体や住民への水位情報の提供を開始。

<中小河川緊急治水対策プロジェクト>~全国の中小河川の緊急的な対策を平成32年度目途に実施~
【土砂・流木対策(約500河川)】(6月末時点)
 土砂・流木捕捉効果の高い透過型砂防堰堤等の整備について、約3割の河川で現地着手済み
【再度の氾濫防止対策(約400河川)】(6月末時点)
 多数の家屋や重要な施設の浸水被害を解消するための河道掘削・堤防整備等について、約4割の河川で現地着手済み
【洪水時の水位監視(約5800箇所)】(6月末時点)
 洪水に特化した低コストの水位計(危機管理型水位計)の設置について、福岡県、大分県の被災河川などで設置が進捗

 

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

別添資料(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省水管理・国土保全局河川計画課河川計画調整室企画専門官 小澤 盛生
TEL:03(5253)8111 (内線35352) 直通 03(5253)8445 FAX:03(5253)1602
国土交通省水管理・国土保全局河川計画課河川計画調整室係長 松葉 俊哉
TEL:03(5253)8111 (内線35376) 直通 03(5253)8445 FAX:03(5253)1602

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