報道・広報

「都市の個性の確立と質や価値の向上に関する懇談会」の中間取りまとめを公表!
~「成熟社会の共感都市再生ビジョン」として、新しい時代の都市再生の方向性を提示~

令和7年5月16日

  

 国土交通省では、中長期的な視点や地域文化を育む観点から、新しい時代の都市再生のあり方について検討するため、「都市の個性の確立と質や価値の向上に関する懇談会」(座長:野澤千絵 明治大学政治経済学部 教授)を設置し、昨年11月から8回にわたって議論を進めてまいりました。
 この度、本懇談会の中間取りまとめとして、「成熟社会の共感都市再生ビジョン」を公表いたします。本取りまとめを踏まえ、都市再生施策の検討を幅広く進めてまいります。
 
1.中間取りまとめの概要 ※詳細は添付の概要と本文をご覧ください。
 ■目指すべき都市再生の方向性
  ・ 我が国は、人口増加局面で量的拡大を追求する成長社会から、精神的な豊かさや生活の
   質、価値の向上に重きを置く成熟社会に移行。併せて、昨今の建築費の高騰による影響や
   人口減少等の社会経済情勢の変化を踏まえ、都市の個性と質や価値に着目し、大都市と地
   方都市とが連携しながら、中長期的に持続可能な都市の再生を図る必要。
  ・ 引き続き、都市の普遍的な魅力を向上させるとともに、画一化することなく固有の魅力
   を一層高めていくため、地方公共団体や民間事業者による創意工夫を促し、その内容を評
   価することで、各都市において人々の「共感」を呼び込む施策を推進することが有効。
  ・ これにより、子どもから若者・高齢者まで多世代が共創し、多様な価値観を包摂するイ
   ンクルーシブなまちづくりを進めつつ、都市の普遍的魅力と固有の魅力をともに高め、育
   てることが、人や投資を呼び込む都市の磁力の強化に寄与。
 
 ■必要な視点のポイント
  [1] 「経済的価値」と「公共的価値」を官民連携で両立するために計画段階からの協働を促進
  [2] 都市の固有の魅力に着目し、地域資源である既存ストックの活用を促進
  [3] まちを「育てていく」という視点により、将来の可変性・柔軟性を許容する「余白」の
    創出を促進
 
 ■取り組むべき施策
  1.協働型都市再生によるウェルビーイングの向上 
  2.余白を楽しむパブリックライフの浸透
  3.地域資源の保全と活用によるシビックプライドの醸成
  4.業務機能をはじめ多様な機能の集積による稼ぐ力の創出
  5.共創・支援型エリアマネジメントによる地域経営
 
2.参考
  本中間取りまとめ(概要・本文・参考資料)、これまでの会議資料や議事概要等については、
 以下のURLよりご覧いただけます。
 https://www.mlit.go.jp/toshi/toshi_machi_tk_000088.html

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

参考資料(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省都市局まちづくり推進課 原澤、奥野、藤井、井川
TEL:03-5253-8111 (内線32-535,32-534) 直通 03-5253-8406

Get ADOBE READER

別ウィンドウで開きます

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
左のアイコンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。
Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご覧ください。

ページの先頭に戻る